
1年ぶりくらいの更新になってしまいましたが、新たに生活の変わり目に入ったので仕事面の振り返りをしようと思います。
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子どもが生まれ休暇をとったことをきっかけにポジション変更
去年の9月に第一子が生まれ、それに伴って2ヶ月ほど休暇をとっていました。
それを機に今まで開発工程のみの担当だった職域を広げてみようと、管理者よりのポジションの募集に応募しました。
内容は
週4勤務
開発のディレクション
未経験OK
というものでした。
スタートアップでの経験やチャレンジ思考を買っていただき入場が決まりました。
定まらない役割で四苦八苦
実際に入ってみると、この職域がプロダクト開発という型にハマるものではないことがわかってきました。
もともとプロダクト開発部署を社内に持たないクライアントが、コンサル会社に戦略アドバイズを委ねたところからこの募集が始まったよう。
コンサル会社の実態は、戦略コンサル担当と開発コンサル担当のが月に一定時間MTGを開催するというもの。
要は
戦略も開発もアドバイスほしい、それにあたって常駐で誰かに内状を知ってもらおう
という需要でした。
このなんとなくのオーダーが状況を複雑にしており
クライアント:コンサル内容というより付き合いが続くことを望んでいそう
コンサル会社:戦略コンサルを提供したいのか開発コンサルを提供したいのかぶれている
こんな状況に。
クライアントが僕のポジションに望んでいるのは簡単な要件定義からコーディングまでのレイヤーの仕事のようでした。
しかしコンサル会社としては開発体制の根本改善や、ないしは経営方針へのアドバイスのための情報収集を望んでいるようでした。
三者三様のオーダーにあたふたの毎日です。
ビジネスマンとしての能力の欠如
この複雑な状況、オーダーの意図を理解し実行するスキルが僕にはまだありませんでした。
基本的に経営寄りのレイヤーにいるメンバーとは密にコミュニケーションをすることが難しい状況でした。
その限られた機会の中で、抽象的なオーダーをその場で具体アクションにすること、
または反対に具体アクションを進める中で、会社戦略や事情が変わった時に臨機応変に対応内容を変えることが必要でした。
ここまでの僕の職域ではシステムを完成させることがミッションでした。
そのためコンテキストを読み取りながら最適解を探し続けるような仕事は素人同然だったのです。
視座が低い、 というやつですね。
最初の数ヶ月は何もうまくいきませんでした。
その後比較的シンプルな開発プロジェクトのマネジメントの仕事が発生しました。
ここでは今までの感覚やスタートアップで初期に行ったような開発者のリリースまでをマネジメントする仕事ができ、経験もあった動きだったことから自分のリズムを取り戻し始めました。
とはいえ、終了のときまで0から検討したプロダクトの進行は思うように進めることができませんでした。
複数の仕事を回す難しさ
自分の能力値を超える現場の仕事をこなしながらも自分たちの会社の仕事も1ギア上がった動きをしていました。
いっぱいいっぱいで仕事をしている日中にも、自分たちの会社の仕事のやり取りを往復します。
こちらも今までトライしたことのない営業ノルマを抱えるような仕事をこなし完全にキャパオーバーな時期を過ごしました。
SESのエンジニアで10個20個の仕事同時に動かすことはまずありませんでした。
事業会社にいた頃もまだまだ若手だったため数個程度がMAXです。
俗にいうマルチタスクの捌き方なのかもしれませんが、エンジニアリングの知識と違いこちらの仕事は圧倒的な仕事量をこなし自分だけの方程式を落とし込んでいかないと一朝一夕では何もできないことを痛感しました。
心機一転33歳からの挑戦
この秋からは自分たちの会社で受注した仕事が動き出したことで、個人での仕事を一区切りし会社にフルコミットすることを決めました。
フリーランスで仕事を始めて6年経ちましたが、多角的な仕事の進め方としてはだいぶ足踏みしていたのかもしれません。
6年のフリーランス生活で得られたのは
圧倒的小心者だった自分が、明日の仕事の有無に対する責任を自分で負うこと
エンジニアだと無縁な財務周りの知識をかじること
コーディングスキル
貯蓄
逆に失ったものは
時間
強固なメンタル
フリーでエンジニアをやっていた過去を否定する意図はなく、難しいことに挑むにあたっては今までの生活だけだとレベル上げになっていない部分があったなと分析をしたという事です。
自分が目指したい方向に対しては6年間(うち直近の1年を除く5年)をコーディングメインの仕事に捧げるのは少しやり過ぎだったかもしれません。
しかし自信化ではない自分が貯蓄も将来の計画もやめて挑戦するには最低限の貯蓄も必要でした。
ここからはチームに対して責任を全うできるような仕事をしていこうと思います。
きっと世の中のビジネスマンが新卒数年目で固めた覚悟がようやく固まった感じです。。笑
まとめ
今まで自分がやっていたエンジニア界隈の仕事とビジネスには隔たりがあるように感じます。
ビジネス寄りの開発担当者は技術を追うことは義務化していますし、開発大好き人間はビジネスや利益のことはまるで考えていません。
特に少数の組織ではどちらとも正解とは言えず、それぞれのキャリアのコンテキストを持った上で全員が利益にコミットする必要があります。
ここを肝に銘じながら目の前の仕事に120%の力を出して頑張っていきたいと思います。
ではでは( *`ω´)ノ
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