えんじん

Elasticな人生を

会話が立体的に見える、「具体と抽象」が人生を変える一冊になりそう

こんにちは。くろしばです。

今までで読んだ本の中で一番心を動かされたのは伊坂幸太郎さんの「オーデュボンの祈り」でしたが、今回は思考系の本で電撃が走ったので紹介します。

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粒度の話

物事にはどんなものにも粒度があるっていう話です。

例えば、身近な例でいうと

「私は日本に住んでいます。日本というのは自然豊かな島国で....」

「私は東京都に住んでいます。東京というのは多くの人口を有しており、日本の中心都市で....」

「私は中野区に住んでいます。千代田区というのは皇居があり、経済活動、政治活動の中心をになっている....」

このように3つの文章はそれぞれが場所についての話をしていますが、全く別の話をしているかというとそうではありません。

中野区の話も日本の話ではあるのですが、話の粒度、今回だと「抽象度」によってフォーカスを当てるべきものが変わってくるということです。

それを踏まえて次の話題に移ります。

抽象度を合わせることの確認

先ほどの例をとると、日本の自然豊かな側面と、東京の人口と、千代田区の政治経済活動のくだりは同じ話題として取り上げられるでしょうか?

(ちなみに千代田区は居住している人は少なく、練馬区の10分の1もいません。)

ものごとをどれくらい抽象的に捉えるか、具体的に捉えるかで話はガラッと変わってくるわけです。

そんなの当たり前だとも思うかもしれませんが、この違いをきっちり区別することでびっくりするくらい頭が整理されたので今回こんな記事を書いたわけです。

会社も家族もこの枠組みの例外ではない

部下の気持ちをわかっていない上司、チームのことを考えられない部下。

お菓子を買ってくれないお母さん、わがままばかりの子供。

こんな日常のシーンでさえ説明できます。

部下は目の前の作業や仕事、つまりは具体的な部分にフォーカスしているのです。

上司はチームとしての成果すなわち抽象的に部分にコミットしようとしています。

お母さんは向こう数年、数十年の家族の経済的計画を考えながら無駄な出費を抑えようとします。

子供は今日、今この時の楽しい時間のために不満を言います。

こう書いてしまうと抽象的なことの方が利口で偉いような印象になってしまいますがそんなことはありません。

実際の作業をこなしていかないとチームの成果は上がらないし、節約だけを突き通した数十年に家族の幸せはないはずです。

どこからが抽象的でどこからが具体的という線を引くことはできませんが、この概念はあらゆる場面で意識されるべきなのではないでしょうか。

まとめ

ひととコミュニケーションがうまくいかない時はこの「抽象度」が噛み合ってないシーンが多いのではないかと思います。

結構読みやすい本だったのでこの1冊はぜひ手に取ってもらいたいなと思います。

ではでは( *`ω´)ノ

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年齢

1992年生まれの31歳。ゆとり世代真っ只中

住んでるところ

東京都中野区

趣味

バイク。中型→大型を経由してカブにたどり着きました。散歩。STEPNを相棒に毎日健康を意識。

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