きっかけ – 社会人生活第2章 –
スタートアップでの仕事を通じて、エンジニア、もしくはIT業界が一般的なビジネス慣習から遠ざかってしまっていることを痛感しました。簡単にいうと社会人としての厳しさだったり煩わしさに晒されていないのがIT業界なのではと思ったのです。僕はゆとり世代真っ只中ですし、働き方改革やダイバーシティが流行り出したときの上場企業に新卒入社しており、そのゆるさの真っ只中でキャリアを歩んできています。もともと仕事は頑張ろうと思っていたので遅くまで残業したり土日に仕事のための勉強をする習慣はあったのですが、それを強いられたりしたことはありませんでした。
対人関係のおいても、ビジネスマナーは知識として研修で学びはしたものの、実際にクライアントから商売をいただくような経験をすることはない内勤の下っ端ですから、おおよそ本当のビジネスに触れたことは一切ありませんでした。入社から数年でフリーランスになったこともあり、自分の生活に対する責任感や、技術面でのキャッチアップは十分だったのではと思っていますがビジネスマンとしてのスキルは身につけてきていませんでした。
それに加えて僕の悪い癖は、具体的なものだけを見てしまう癖があるということです。何かっていうと「独立した」とか「創業した」とか、ラベルだけを見て自分は頑張っていると勘違いしてしまっていたところがあったので、本当の意味で社会で強く生きていくための力は蓄えられていないのでは?と気づいたのがつい最近。なので今まで吸収してこなかったものをたくさん取り入れる30代中盤~後半にしなくてはと思ったのです。
趣味にはできないビジネス書
ということでビジネスをちゃんと読んで、仕事の進め方や考え方をしっかりインストールしていこうと行動をとり始めました。僕はもともと小説を読むのが好きだったり、興味のある分野の技術書は進んで手に取りますが、ビジネス書はあまり読んできませんでした。必要なことだと強く感じたこともなかったため読んでも面白くないと遠ざけてきましたが、ここにきて自分のぶち当たった壁の声からのヒントが書いてあることに気づきました。
同じ本ではありますが、小説はエンタメというか基本的に見て楽しむ娯楽のために存在しているのでビジネス書とは読み方が違ってきます。小説の目的は知ることよりも、楽しむことだと思いますので、書いてあることの事実を把握するのではなく行間の雰囲気や、物語の空気を感じることが大事ですが、ビジネス書はただ事実を拾って糧にしていくので場合によってはすでに知っているパートを読み飛ばしたりします。今まで僕はその目的にも気づかず、せっかく買って勿体無いから隅から隅まで全部読む、としていました。ビジネス書を読むことはある種の勉強なので知っていることにまで丁寧に時間をかける必要はないことに気づいたものつい最近です。
どんな本を読んでるか
僕に足りないのは思考やロジックを組み立てる力だと、なんとなくわかってきました。自分がした判断に裏付けを持って、うまくいかなかったときに原因を特定して改善するといったサイクルを回せていませんでした。そういった内容が凝縮されているのがコンサルタント向けの初学者本だったりするので、その辺りから読み始めています。「思考についての本」と言い表すと抽象的で、今までどんな本かも想像すらしていなかったのですが、僕に足りないのは考えることだったようです。近年のエンジニアの仕事は末端の作業者であればあるあるほど考えるよりも知って使うだけの仕事になりがちですからね。
まとめ
考えられる人になるために本を読み始めましたが、なんとなくで進めたことは達成されないこともここ数ヶ月痛いほど感じてきましたので、とりあえず1週間に1冊、バッファを持って1ヶ月で3冊は読むように目標を設定しました。最近はAIに指示を投げた後のちょっとしたラグを利用して本を読み進めたりしています。プログラムさえ書ければOKだった自分のキャリアを変化させていくべく継続したいなと思っています。
