ITエンジニアとビジネスの距離感

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ITエンジニアとしてキャリアを始めた自分ですが、スタートアップ企業でエンジニア以外の仕事をこなすようになって、改めて商売、ビジネスという視点とものづくりという視点ではいろいろな違いがあるなと思っています。

しばらくこのギャップの中に生きていくことになる予定ですが、最近感じていることを吐き出してみます。

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ものづくりとしてのエンジニアリング

僕がエンジニアになりたいと初めて思ったのは、中学生のときでした。

2000年代前半の当時、徐々に大衆の間にもインターネットサービスが普及し始めている頃です。

自分を含め同年代の人たちはiTunesから音楽をダウンロードしたり、中高生のケータイ契約のプランがインターネット使い放題になったりしていました。

そういった新しい風に漠然と憧れを感じて、それを仕事にできたら面白そうだなと考えるようになったのがきっかけでした。

仕事に対して、お金をたくさん稼ぎたいという思いは持っていましたが、どちらかというと世の中が便利になっていくワクワクのようなものが仕事選びのモチベーションの根底にありました。

社会人になってからも事業会社に就職しましたが、興味が持てたのは新しい技術を身につけることが中心となり、事業の動きそのものにはあまり関心が向いていませんでした。

どのように作ると設計上正しくて、賢くて、正しく技術を支えていると言えるのか、そんな視点でばかり物事を見ていた気がします。

しかしこれだけでは仕事として成り立たないことも多いことに気づくわけです。

ものづくりの職人としてはある種正しくもある専門技術に対しての探究心ですが、見方を変えると事業の中の活動として視座が低くもあります。

自分の仕事をこなすことで、日々生活するための給料が支払われる仕組み、それこそが事業であり、開発の仕事そのものは事業の目的を達するための手段です。

開発に夢中になることと、事業に貢献することが重ならなくなってくるジレンマですね。

これから市場に求められているもの

ITの黎明期は、専門分野を取り扱うだけでもとてつもない労力が必要だったはずです。

一つの技術を調べるのに書籍を引っ張り出さなくてはならなかった時代では、技術者は技術を扱うだけで手一杯だったことと思います。

しかし今は実際に動作するプログラムを組み上げるのにAIに質問をするだけという時代です。

当然ものづくり担当であるエンジニアに求められるものも変わってきます。

ただ作ることの難易度は下がりづつけ、何をどのように作るかを考え決断する仕事に重きが置かれます。

技術のもたらす風にワクワクを感じるだけではエンジニアの仕事が成り立たなくなってきます。

ビジネスの世界とエンジニアの世界

僕は比較的大きい規模のプロジェクトばかりやってきたので、いざ営業や事業戦略を考えてみたりするとびっくりするほどエンジニアをしているときのテンションとは違います。

一番大きいのは一つ一つの仕事に正解がないということ。

エンジニアの仕事はどんな小さいな作業でも「問題なく動作する」という正解に向かっていくことができます。

“問題なく”の定義は多くの場合別部署や経営層がすでに定めている場合が多いです。

しかし事業にコミットすることを意識すると、小さなことを積み重ねている最中に正解は一切見えません。

最終的に利益がでたかどうかを振り返るそのときまで、全てのことに正解がないわけです。

ここのギャップが体に染み付くにはもう少し時間がかかりそうです。

まとめ

よくよく考えれば正解のあることをしようなんて社会人として甘すぎる話なのでしょう。

自分が関わることについては自分で正解を定義していく強さが当然ないといけません。

目に見えやすい”手に職”のような強さだけを求めてきましたが、それを活かしてもっと本質的な強さを身につけて行かなければなぁと思う今日この頃です。

ではでは( *`ω´)ノ

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