とにかく目的

仕事

以前所属していたITコンサル会社のCTOの方にいただいた言葉。これが日々の自分の作業にも落とし込めるものだと、時間が経ってようやく理解できたのでおさらいを書いておく。

視座を高くの意味

最近よく聞く言葉ですが、これの正体は”鬼の目的思考”のことだと思っています。視座とは物理的ではなく職位など立場という意味で視点を高くすることですが、要は自分より役職が高い人の目線に立てということです。僕も新卒のときは、そんなの気持ちをわかってほしい役職者の傲慢だと思ってみました。

実際に創業を経験して

視座を高くすることの本来の意味は、直面している事象の”目的を知る”ことだと僕は思います。日々の作業の目的がどこに収束するのか。創業に関わったことでこれを肌で知れたのはとてもいい経験でした。正直システムを構築したこと以外は何も実績を残せなかったのですが、自分の中には確実にこの感覚が残りました。

例えば会社を創業する場合にも何かしらの目的があります。わかりやすいところで行くと多くのお金を稼ぎたいだとか、社会的な価値を生み出したいとかになると思います。これは創業者の個人的な思いであって、それを会社という団体が向かう旗印に落とし込んでいます。これは会社の理念と呼ばれています。これが会社の究極の目的なのです。お金を稼ぐことは株式会社という営利団体である以上は言うまでもありません。理念はそのお金を稼ぐと言う暗黙の了解の土台の上で究極的になにを成し遂げていくのかを定義しています。

新入社員かつシステム開発担当という立場で入ったこともあり、この領域に近づくのに時間がかかりました。しかしどんなに遠くに見える理念とかいう上位概念もまともな会社であればそれが戦略、戦術と落とし込まれ、部署の目標、個人目標という階層を経て個人に届いてきます。僕はその中で仕事に向かい合うべきでした。全然できてなかったけど。

個人にフォーカスしてみます。社員の個人的な目的は給料をもらうことかも知れませんが、特定の団体で活動をする以上は、この理念→戦略….個人の目標という一覧の流れに、自分のモチベーションが重なるように工夫をしないといけません。それは「この環境だったら目的にコミットするために頑張れそうだ」という落とし所になります。拘束時間や給与、責任の重さなど環境のパラメータはさまざまありますがそこが整った上で目的のためにコミットするという仕組みなわけです。

divにも宿る目的のチェーン

理念を実現するために戦略があり、戦略を実現するために戦術、落とし込んでいった結果、社員個々人の目標や作業にまでつながっていくわけですが、これはすべて”目的”で直列に繋がっているように僕には見えています。

極端な話です。例えばユーザー画面をコーディングしていたとします。あるパーツとあるパーツの隙間が少し狭く違和感を感じたとします。ではこの隙間は広げたほうがいいのか、狭めたほうがいいのか。それによってdivタグに適用するCSSが変わるとしましょう。そのページにはサイト内での役割があります。そのサイトにも存在する目的があります。もしくはもっと手前に、今期に完了させなければいけないサイトリニューアルのテーマがあるかも知れません。いずれにしろすべては目的で繋がっています。この会社は何がしたくて、どんな作戦をとっていて、そのためのサイトの、これを実現するページだから、この隙間はもっと広げたほうがいいな。必ずしも正解ではなくても、「どっちでもよくね?」と投げやりになってしまうことにも仮説が立てられることが大事なんだと思います。

まとめ

ここまでが僕がここ1~2年でやっと言語化できたことです。この言葉をくれたCTOの方も、それを言語化に近づけてくれた仲間ともあまり良い分かれ方ができませんでした。心苦しくもありながらもビジネスは利益の奪い合いなので、自分が進みたい方向に行くためにはときには遺恨は残るのだと思っています。後悔はしていませんが、心はざらつく感じです。

すべてのことの目的を考えることはシンプルかつ真理でチート技のような威力を持っていますが、夢中で仕事をしていると必ず忘れてしまう瞬間がきます。人は感情がより動いたことを強く記憶に残すらしいので、心のざらつきをあえて残しながらこの大事な本質を胸に刻みたいなと思います。

とりあえず今できる言語化ができてよかった。

ではでは( *`ω´)ノ

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