仕事をしていると自分のイメージと作業の進捗が乖離し始める感覚があるが、その正体の一つを言語化できそうなので語っておきたいと思う。
余計な時間がかかり始めている感覚
着手する前にはこんな感じのペース感で進むかな、と思った仕事の進捗ペースが停滞することがあります。外部要因でもなくです。
僕の場合、こういう時の多くって正解がわからないものの正解を探し始めてることが多いんです。
この間、まずは概要レベルの要件を整理する作業をしていた際に、システムの詳細が理解できないとまとめられない情報がありました。そのシステムの詳細は歴史的なコンテキストをふんだんに含んでいました。つまり完璧にやり切るなら有識者に聞くなり、じっくりとソースコードを眺めるなりの時間をとる必要があります。
しかしこなしたい作業内容は概要レベルの仕様を整理することでした。タスクチケット起票時の目的と自分のやっている作業がズレてきた瞬間だったのです。
くよくよしてるだけ
スタートアップ企業で壁にぶち当たっていた時に言われた言葉があります。
「それは考えてるんじゃなくて悩んでるだけ、悩むな」
先ほどの例でいくと、僕はシステムの詳細を解き明かそうとして考えていたわけではありません。そこまで詳細を追いかける必要のある段階ではないことはなんとなく理解していました。それでもなんとなく完成度が低い情報しか集まっていないことに煮え切らず、さっと理解できてかつ要件定義のための情報整理が捗るもの、そんなありもしない幻を探す作業をしてしまっていました。
概要レベルの情報をまとめるからソース読み込むところまではやらなくてもいいんだよなー、でもソース読まないとこの辺りの情報わからないんだよなー、どこかにソース読まなくてもこの部分の記載が完了できるようないい情報ないかなー、ないなー、どうしようかなー(悩)。こんな感じです。
これは何の情報整理もされず、時間だけが溶けている状態でした。
時間は常に有限
営利活動の一部を行なっている以上、時間には自分の給料をはじめとしたリソースが投下されています。それをだらだらと溶かす道理はないのです。
その仕事をこなすための時間は常に限られていて、与えられた時間で100%の成果を上げていくのが理想です。
しかしここで落とし穴なのは、100%の成果というのは出ないことなのです。いつか数学の授業でやった漸近線(ぜんきんせん)を思い出します。この曲線とX軸は少しずつ近づきます、でも絶対に交わりません、ってやつです。は?近づいてるんだからそのうち交わるだろ、と思いました。これに近いことが仕事の成果でも起こっている気がします。難しい仕事であればあるほど何も捨てずに完遂できる仕事はありません。どんなに仕事のレベルを上げても100点には届かないのです。僕の仕事ぶりはまだ60点くらいですが、現時点で自分が到達できる完成度まで届かせる努力をしたら、100%の成果でないことがわかっていてもことを進める必要があるのです。そこには「できるやつと思われたい」とか「ここまでできないとすっきりしない」などの感情を持ち込むことはあってはならないのです。目安にした時間までに出せた成果を提出する以外にないのです。
リリースする覚悟を決める
作業の成果を誰にも見せず自分の中でブラッシュアップし続けていても成果は0です。途中まででもわかったことを周りに共有したり、出来の悪いプレゼン資料を展開したり、あるいは最重要ではない機能にバグある状態でシステムをデプロイしたりしていくことで60点や70点の成果を積み上げていくことができます。
ここで注意するのは、70点でリリースする判断をした自分、正しい、マジ100点だわ。とはならないことです。70点はあくまで70点。もしかすると残りの30点を突かれて激詰される事もあるかもしれません。それを受け入れる覚悟をすることが必要です。
もっというと70点の取り方を磨き上げる必要があります。時間はないけどこの情報だけでも共有できれば他の人が助けに入ってくれるかもしれない、重要なページだけは時間をかけて見やすい情報にしたらプレゼンも何とか進むかもしれない、この機能はユーザーがあまり使っておらず影響が少ないことの裏が取れれば機能ごと取り除いても問題ないかしれない、のような考え方です。
まとめ
僕は怒られるのが怖くてくよくよ悩んできたことで多くの時間を無駄にして成果0の時間を過ごしてきました。今書いたことは振り返って見た時の自分の失敗経験です。
怒られて、できないやつだと思われても、ただ物事を前に進めることにフォーカスし続けることが責任を持って仕事をすることなのかなーと、転職前にそんなことを考えています。
こうやって書いたことをひとつひとつ実際の仕事で実行できるよう日々精進ですね。
ではでは( *`ω´)ノ

